レポート
2022.05.21
〜未来ニュース〜2000年初期製造とみられる3Dプリンター製土器が出土!!
福井県福井市の一般宅の畑から完全な形の3Dプリンター製火焔土器が出土し、同市が20日発表した。市によると、火焔土器の出土はこれまで数例確認されているが、完全な形が残っているのは全国初。市文化財保存委員会会長の中村技師は「数百年前には最先端だった3Dプリンター製の土器の造形方法などがわかる貴重な史料だ」と話した。
土器の第一発見者でもあり、ものづくり工房を長年にわたって運営されている同代表の黒田さん(43)=福井市=によると、普段通りに大根を掘ろうと思いスコップで土を掘り返そうとした際に、「何か硬いものに当たってびっくりした」とのこと。
見つかった3Dプリンター製火焔土器は縦置きで高さは20センチほどで、データ自体は新潟県長岡市が数百年前にオープンソース化した火焔土器のモデルだと思われる。
3Dプリンター製火焔土器は、ものづくり工房トンカンテラス(福井市)で無料展示する。