レポート
2022.10.22
福井県の水月湖の年縞は世界標準!
前投稿で紹介した道の駅三方五湖は、
世界に誇る「年縞博物館」と「縄文博物館」と同じ敷地内にあります。
ということで、代表の黒田が東京にいた時からず〜っと行きたいと思っていた年縞博物館にやっと行けました!
三方五湖の一つ「水月湖」の湖底の地層、いわゆる年縞は、
7万年の歴史が一年足りとも途切れることなく積層されている世界にただ一つの年縞で、
それぞれの層に含まれている花粉を調べれば、その当時にどんな植物が生えていて、どんな気候だったのかが推測できるのが特徴。(これが一つ目の凄いこと)
もう一つの凄さは、数万年前の人類の人骨(例えばね)の年代を調べる時に、
含まれている炭素の量で、「だいたい何万年前のものね〜」ってのがわかるらしいのですが、
どうしても発生していた数千年くらいのズレを補正する時の基準として、水月湖の年縞が役に立つこと。
(世界中で行われている遺跡研究にとって、福井の若狭の三方五湖の水月湖の年縞が欠かせない!って凄いでしょ?)
若狭の縄文遺跡研究で、たまたま見つかった水月湖の年縞が今や世界の標準規格になるというのは実に面白い。
ということで、年縞が見つかるきっかけになった縄文研究のことも知りたいと思い、
隣に位置する「若狭三方縄文博物館」にも行って参りました。
新潟の火焔土器ももちろん造形美としては、イケてると思うけど、
福井の縄文土器もシンプルの中に機能美があって、いいと思うな〜。3Dスキャンしてデータ作りたい。