レポート
大野市・横町スタジオにて「プラごみ循環ワークショップ」報告〜プラスチックリサイクルWSの流れを細かく説明してるよ!〜
先日、「世界に一つだけのタイルづくり・プラごみ循環ワークショップ」を行いに、福井県大野市にある横町スタジオへ行ってまいりました!
プラスチック製品が、いかに私たちの身の回りに溢れていて、そしてその種類もまた数多いのかということを可視化するために、わざわざ大阪からお越しいただいた株式会社リコーの吉岡様。
実は、プレシャスプラスチック福井としては昨年7月頃に、若狭湾で行われた日本財団「海と日本プロジェクト」の企画で、内外海小学校の子どもたちに海ごみアップサイクルワークショップを行った際にご一緒させていただいてから2度目のコラボでした。
リコーさんが開発している樹脂判別センサーを使い、私たちの身近なプラスチックを判別していき、「PP」「PE」「ABS」「PC」・・・といかにいろんな材質が存在しているのかを参加者にも分かりやすく説明していただきました。
(プラスチックリサイクルを推進するためには、プラスチックを種類ごとに選別することが非常に重要なのです〜!)
横町編集部のスタッフがこの日のために作成したプラスチック早見表。
そして登場しました、自作ペットボトルキャップアップサイクルサングラスをかけた代表黒田。
国内のプラスチックリサイクルの状況や、福井県の海ごみの漂着・処理問題などを説明させて頂き、さっそくものづくり体験会!!
まずは粉砕機から。
ペットボトルキャップを入れていき、バリバリっと音を立てながら細かくなっていく様子を見て頂きながら体験して頂きました。
そして、粉砕したペットボトルキャップは次の機械へ・・・。
材料を投入している機械は、プラスチック製品を作るための機械の一つ「射出成形機」です。
私たちの身の回りにあるタッパーやおもちゃ、スマホケース、コンセントカバー、etc.とその大多数は、同じ射出成形機で作られています。
難しそうな射出成形機ですが、原理的には単純で、「溶かして、金型に、流し、押し込む」だけです。
たくさんの参加者の方に見守られながら、投入したプラスチックを流し込むための金型を機械の真下にセット。
金型のセットが終わったら、あとはボタンを押すだけ。
(写真の機械は電動式なのでボタンを押すだけですが、プレシャスプラスチックとして他にも手押しタイプや、エアータイプとか、いろいろあるよ)
樹脂を金型に流し込み終わったのち、ある程度冷やされて固まったタイミングを見計らって、金型オープン!
これまた横町編集部のスタッフが考えた三角形のタイルが成形されました。(写真はちょっとはみ出てるけど、これはこれで可愛い)
成形したタイルは、裏に接着剤をつけて、黒田がトンカンテラスのレーザーカッターを使って製作してきた木製パーツに嵌め込みます。
そして完成!!木質感を基調として、ペットボトルキャップアップサイクルタイルがアクセントのおしゃれなコースターになりました。
たくさんの方に参加して頂き、リコーの吉岡さんともご一緒することができて、ほんと楽しい時間でした。
身近に溢れているプラスチックを自分たちの手でアップサイクル(価値をあげるものづくり)する過程を体験することで、モノに愛着が湧き、大事にする。
その結果、モノを捨てなくなる。これこそ環境問題を解決するための根本解決だと黒田は考えております。
ご参加していただいた皆様、そして横町編集部の皆様、代表の三浦さん、ありがとうございましたー!
Photo by kei kuwa.